「ヴァイオリンを始めてみたい…」と本格的に思い始めると、
独学でのヴァイオリン学習を視野に入れて、検討される方もいらっしゃるでしょう。
・老後の趣味に新しいことを始めたい…
・ゆっくりと自分のペースで楽しみたい…
・憧れのヴァイオリンを1度弾いてみたい…
きっかけは人ぞれぞれですが、何歳になっても新しいことにチャレンジするのは素敵なことですね。
ヴァイオリンを学ぶとなると、その方法は様々ですが、
大きく分けると、
・音楽教室に通うか
・独学か(本やYouTubeなどを使用)
になるでしょう。
ヴァイオリン講師としての経験から、
上達を目指すのであれば、音楽教室に通って先生から直接レッスンを受けることがおすすめではありますが、
・プロになる訳でもないし…
・自分のペースで楽しむことを優先したい…
などヴァイオリンを学ぶ目的は様々でしょう。
独学で学ぶことを選択した際には、上手に独学の教材を取り入れたいですね。
この記事では、
DVDやオンラインでヴァイオリンを学ぶことができる初心者向けヴァイオリン上達講座の、
・特徴
・メリット
・デメリット
・どんな人におすすめできるか
についてまとめています。
ポイントを押さえて、上手に活用すれば独学でも楽しみながら学ぶことができる講座でしょう。
ヴァイオリン講師目線でのちょっとしたポイントを交えて解説しますね♩
まりな
またヴァイオリン講師になり音楽教室やカルチャーセンターなどでの講師経験があります。
・初心者向けヴァイオリン上達講座が気になる
目次
初心者向けヴァイオリン上達講座の特徴
・DVDかオンライン視聴で講座を受講できる
・教材のみか楽器セット付き教材を選べる
・楽譜が読めなくても30分で弾ける
初心者向けヴァイオリン上達講座は自宅で、自分のペースに合わせて自由に受講できます。
・テキスト教本
・DVD(またはオンライン動画)
・レッスン用楽譜
が教材のセットになっていますが、
「どこでどんな楽器を買ったらいいのか分からない!」
という方のために楽器セット付き教材もあります。
(画像引用:たったの30分で弾ける!【初心者向けヴァイオリンレッスンDVD】)
まりな
また、初心者向けヴァイオリン上達講座のコンセプトは、
楽譜が読めなくても30分で弾けるです。
「いやいや、そんな訳ないでしょ~」
という印象を受ける方もいらっしゃるでしょう。
確かに、30分でスラスラ~とプロのようなクオリティの演奏を奏でることは確実に不可能ですが、
・音を出す
・簡単な曲を弾く
は30分でも実現可能です。
まりな
わたし自身も体験レッスンなどの際に使用しています。
「弾けた!」という感覚が大事ですね♩
メリット
お手軽な価格設定
ヴァイオリン教室に通うとなると、
・入会金
・毎月のレッスン料
・テキスト代
・楽器代
・交通費
などが発生します。
月ベースで考えると、毎月数万円かかることもあるでしょう。
上達を目指すのであれば、直接先生にレッスンを見てもらえることは大変有意義ですが、
多少のお金が発生することは否めませんね。
その点、初心者向けヴァイオリン上達講座はコスパ抜群です。
第1弾~第3弾セットの教材で税込¥32,780
生のヴァイオリン+教材で税込¥126,280
電子ヴァイオリン+教材で税込¥87,340
まりな
心配なのは、ヴァイオリンのクオリティだと思いますが、
楽器はヴァイオリンの街”レギン(ルーマニア)”で製造されているヨーロッパ製本格派ヴァイオリンを使用しています。
初心者に優しい丁寧な解説付き
また肝心の教材ですが、
初心者の方に分かりやすい丁寧な解説や繰り返し見られる動画が魅力です。
一般的なクラシックの教本ではここまで優しい記載はないので、
初心者の方にとってはとても有難いですね。
楽譜が読めなくても学べる
「なぜ、楽譜が読めなくても弾けるのか?」ですが、
それは4本の弦のマーク(G.D.A.E)と指番号の記載があるからです。
まりな
ただ、指番号で楽譜を読むクセがつくと良くないことも…。
デメリットで解説しますね♩
誰もが知る有名な楽曲を使用している
第1弾~第3弾の教材の収録曲は、
・歓びの歌
・アメイジング・グレイス
・見上げてごらん夜の星を
・カノン
・情熱大陸
など
と有名な楽曲ばかりなので、モチベーションもアップしそうですね!
デメリット
調弦に戸惑う可能性がある
ヴァイオリンはピアノと違い、自分自身で「音」を合わせる必要があります。
これを調弦と呼びますが、初心者の方にとって、少々ハードルが高いです。
慣れるとささっとできるようになるのですが、初めは、
「これでいいのか?」と苦戦される方も多いです。
独学の場合はこの調弦を自分で行わなければなりません。
初めは戸惑われるかと思いますが、教材の動画でも調弦のやり方について詳しく解説がありますし、
チューナーという道具を使えば「音」が分からなくても視覚的に「音」を合わせることができます。
指板シールを貼る工程が最初は大変
ヴァイオリンはどこを押さえたら「ド」の音が出るのか視覚的に分かりません。
なので、初心者さんは指を押さえる部分(指板)にシールを貼ることで、
視覚的にどこを押さえたらいいのかを分かりやすくします。
まりな
この初心者向けヴァイオリン上達講座にも、
付属で指板シールがついています。
音楽教室に通っている場合は先生にお願いすることができるかもしれませんが、
これを自分で貼る必要があります。
最初は戸惑う可能性がありますが、指板シールの貼り方については動画でも詳しく解説があるので、過度な心配は不要でしょう。
まりな
ヴァイオリン+教材セットを購入した場合は、
お願いすれば指板シールを貼った状態でお届けしてもらえます♩
楽譜を指番号で読むクセがつく可能性がある
初心者向けヴァイオリン上達講座では楽譜が読めない状態でもヴァイオリンが弾きやすいように、
・4本の弦のマーク(G.D.A.E)
・指番号
の記載があります。
これは初心者さんにとってとても有難いマークなのですが、
楽譜を指番号で読むクセがつくと将来、
難しい曲を弾くようになった時に、頭の中がパニック…!なんていうことも起こりえます。
難しい曲になると、
ポジション移動(音程を取る左手が指板上を移動)が増え、左手の位置がコロコロと移動します。
そうなると、
「この指番号1はどこのポジションの指番号1?」
という「あれれ?」状態になり、特に暗譜で苦戦することが多いです。
まりな
自分自身を客観的に見ることが難しい
初めてのヴァイオリンは戸惑うことも多いでしょう。
なので、教材を見ながら見よう見まねで一生懸命に取り組まれることかと思いますが、
無我夢中で弾くことに集中しすぎると、
自分自身を客観的に見ることがどうしても難しくなりますよね。
ヴァイオリンは正しいフォーム、姿勢がとても大切です。
初めに変なクセがついてしまうと、
・上達が遅れたり、
・体が痛くなったり、
と良くないことが多発してしまうこともあります。
教材を見ながら、先生のフォームをよく観察し、
「自分とどこが違うか?」を意識して見る必要がありますね♩
初心者向けヴァイオリン上達講座はどんな人におすすめ?
・趣味で楽しくヴァイオリンを弾きたい
・自分のペースで学びたい
・お金はあまりかけたくない
初心者向けヴァイオリン講座はこのような方におすすめです。
逆に、どんな人にはおすすめしないか?ですが、
・ヴァイオリンの技術向上が1番の目標
・将来ヴァイオリンの仕事がしたい
という考えの方にはおすすめしません。
初心者向けヴァイオリン講座でもヴァイオリンの上達は可能ですが、
より効率的に、
変なクセが身に付かないように助言をしてくれる先生が身近にいらっしゃる方が、
上達を1番に優先される際には最善策でしょう。
ご自身の目標や目的に応じて、
どこでどのように学ぶのが自分のベストか
ぜひ、検討されてくださいね。
さいごに…
以上、【ヴァイオリンの独学】上達講座を講師が解説!初心者が30分で弾くのは難しい?でした。
独学でも楽しみながらヴァイオリンを学ぶことができる講座なので、
「独学で楽しくヴァイオリンが弾きたい…!」
という方には最適な講座になることでしょう。
デメリットも理解した上で、上手に活用されてくださいね。
「独学もいいけど、音楽教室に通うことも検討したいな」という方は、
こちらの記事も参考にされてください。
その他ヴァイオリンに関する別記事も参考になりましたら幸いです。
ヴァイオリンは一生の趣味として楽しむことができます。
「やりたい時が始め時!」
ぜひ、音楽を奏でる喜びを経験されてくださいね♩
ではまた~♡