優雅なイメージをもたれることも多いヴァイオリンですが、
ヴァイオリンを練習する際に出る音はなかなか大きいものです。
実際に演奏会で音楽を聴く際はヴァイオリンの音は美しいものですが、
もしかするとご近所の方々はヴァイオリンの音を騒音と捉えているかもしれません。
ヴァイオリンの練習の音がきっかけでご近所トラブルに…!
なんていうことになったら怖いですよね…。(泣)
本記事ではそんなヴァイオリンの音の問題についてお話します。
まりな
またヴァイオリン講師になり音楽教室やカルチャーセンターなどでの講師経験があります。
・マンションでヴァイオリンが弾きたい
・ヴァイオリンに興味がある
目次
結論:ヴァイオリンはマンションで弾ける?
結論から申し上げますと、
ヴァイオリンはマンションでも弾けます。
わたしもマンションで育ちましたが、子どもの頃からマンションでヴァイオリンを弾いていました。
まりな
しかしマンションの場合、
・楽器を弾く時間帯に注意したり
・窓は締め切って練習したり
と周りへの配慮はやはり必要ですね。
また防音対策をすることで外への音の漏れを少なくすることが出来るので、
上手に防音対策を取り入れるのもおすすめです。
基本的にマンションでは周りへの配慮や防音対策で楽器の練習は可能ですが、
さすがに隣の人の生活音が聞こえるような賃貸アパートではヴァイオリンの練習は厳しいです…。
生活音が聞こえるなら、ヴァイオリンの音は筒抜けですね。
防音対策をしても対策しきれない音量になることは確実でしょう。
物件が少なく、場所が限られるのがデメリットですが、
どうしても自宅で練習をしたい方は楽器OKの賃貸アパートを探されるのがいいでしょう。
ヴァイオリンの騒音対策4選
具体的にマンションで出来る防音対策は次の通り。
防音室を作る
これは確実に防音できるので、防音することを第一に考えるならとてもおすすめですが、
なかなかの費用がかかります。
マンションで音楽教室をされている先生は防音室を作られていることも多いですが、
「ヴァイオリンを習ってみたいな♩」という方が軽い気持ちで設置することが出来るようなお値段ではないので、あまり現実的な防音対策ではないかもしれません。
将来的に音大進学も考えていて、夜間も練習がしたい…というような方は防音室がおすすめです。
防音アイテムを駆使する
防音マットを敷いたり、防音効果のあるカーテンを使用するのも対策としておすすめです。
防音室にはかなわないかもしれませんが、手が出しやすい価格で防音対策ができるのは助かりますね。
ヴァイオリンの場合は楽器を弾く方向にもよりますが、音が飛ぶ方向を考えると床よりも壁、天井部分に対策を施す方が防音対策になるでしょう。
電子ヴァイオリンを使う
エレクトリック(サイレント)バイオリンは音のボリュームをつまみでコントロール出来ますし、自宅で練習する際はイヤホンに繋げばOKなので防音対策にはなります。
YAMAHAのサイレントヴァイオリンは有名ですね。
ただ、個人的には初めてのヴァイオリンに電子ヴァイオリンを選ぶのは上達を目指すのであればあまりおすすめはしません。
というのも楽器の鳴らせ方や音の出し方のニュアンスなどを学ぶにはやはり通常のヴァイオリンでないと厳しい面があると感じるからです。
とはいえ防音対策をしながら楽しく家でヴァイオリンが弾きたい方にとっては助かるアイテムなので、
ご自身の目標や目的に合わせて購入を検討されるのはありですね♩
通常のヴァイオリンを使用しながら、夜間の練習用などに電子ヴァイオリンも併用するといった使い方もおすすめです。
楽器の購入に関しては下記の記事で詳しく解説しています。
ミュート(弱音器)を使う
1番おすすめで、1番現実的な防音対策かと。
ヴァイオリンに装着するだけでヴァイオリンから出る音を小さくすることが出来るので大変手軽です。
わたしも様々なミュートを使ってきました。
こちらはオーケストラなどの演奏の際によく使用するミュートです。
音がややこもるような、くぐもるような印象になり音が小さくなります。
演奏用のミュートなので自宅での練習に使うには消音効果がもの足りないかもしれませんが、装着もしやすく便利です。
こちらは練習用のミュート。
これをつければ夜中でも演奏ができる!といったものではありませんが、音のボリュームは確実に抑えられます。
文字通り弱音器なので消音効果があるわけではありませんが、これはひとつ持っておいて損はないアイテムです!
わたしも音が気になるときはよく使用していました。
こちらは練習用の金属製のミュート。
ゴム製のものより音を抑えられる力がやや強く弱音器としては優秀です。
ただ金属製なので重みがあり、ふとした瞬間に取れてしまうと楽器を傷つける可能性があるので注意が必要です。
(わたし自身はそれが怖かったのでゴム製のミュートの方を愛用していました…!)
取扱いに注意すれば、便利に活用できます。
さいごに…
以上、マンションでのヴァイオリンの騒音対策についてお話してきました。
自分で配慮出来ることは気を付けつつ、音楽を楽しみたいですね。
ただこのように出来る限りの対策をしても、
・音に敏感な方
・仕事の都合で日中に睡眠を取られる方
が隣人にいらっしゃる可能性もあるので、
苦情を受けた場合は真摯に受け入れて対応する必要がありますね。
個人的にはその際に防音室を検討するくらいでもいいのでは…と思っています。
自宅以外の練習場所についても別記事でまとめているので、ぜひ読んでみられてくださいね。
みなさんが快適にヴァイオリンライフを楽しめますように…!
まりな
「ヴァイオリンに興味はあるけど、実際にはまだ何も…」という方にはこちらの記事もおすすめです。
その他ヴァイオリンに関する別記事も参考になりましたら幸いです。
楽器が弾けることで人生の楽しみが増えるので、
ヴァイオリンに興味がある方はぜひ一歩踏み出されてくださいね♩
ではまた~♡
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