ヴァイオリンを学ぶにあたって、とても重要になるボーイング。(ボーイングとは?という方はまずはこちらの記事をご覧ください。)
ヴァイオリンの楽譜を読むと親切にボーイングの指示(アップやダウンなど)が書いてあることも多いですが、このボーイング…
無視したらダメ…?
と思ったことはありませんか?
わたしはあります。笑
本記事ではそんなわたしのような方のために詳しく解説させていただきます♩
まりな
またヴァイオリン講師になり音楽教室やカルチャーセンターなどでの講師経験があります。
・ボーイングについて知りたい
目次
ボーイングの疑問
楽譜に記載されたボーイングは無視してもいい?
この疑問に簡潔に答えるとすると、
初心者さんは基本的にはNG!
になります。
初心者さんは基本的にはNG…の理由
オーケストラなどで演奏をしていると、譜面に書いてあるボーイングを指揮者やコンサートマスターの指示で変更するということはよくあります。
ボーイングを変更する際はただなんとなくではなく、
・次へのフレーズの流れを考慮して
・弦楽器全体の動きを揃えるため(意図的にずらす場合も)
など必ず理由があってボーイングを変更します。
なので、意図的にボーイングを無視する・変更するということは稀なことではないのです。
ただ、ヴァイオリン初心者さんの場合はなぜ、ここのボーイングを変更するのか…ということがいまいちピンとこないものかと思います。
経験を積むと、
・ここの部分は少し不自然だな…
・次のフレーズを滑らかにするにはここまでスラーで繋げた方がいいんじゃないかな…
などボーイングに対して疑問をもつことも出てくるものです。
その場合は先生や音楽仲間と話し合って、ボーイングを変更してみるということもよくありますが、
個人的にはそのような感覚を身につけるまで、ある程度の経験を積むまでは考えられて作られた教本や教材で基本的なボーイングの動きをまずは体で覚えるということをおすすめします。
初めのうちの何も経験のない状態から適当なボーイングで弾き始めると、
客観的に見て、音楽的にもビジュアル的にも不可思議なことになってしまうのは容易に想像できてしまいます。
初めのうちは慣れない楽譜から、
・音程
・調性
・リズム
・臨時記号
・音楽記号
などに加え、ボーイングの動きまでも楽譜の指示に従わないといけないのか…と思うと楽譜からの情報量に嫌気がさすこともあるかもしれませんが、
少しずつ経験を積むと不思議とボーイングの動きを読むスピードも早くなるものです。
上級になってくると自分自身でボーイングを考えて楽譜を作ったり、同じ曲でも好みのボーイングの方を選んで演奏したりと新しい世界が開いていきます♩
さいごに…
以上、【ヴァイオリン初心者向け】ボーイングは無視しちゃダメなの?結論:基本的にはNG!その理由も解説でした。
一般的なヴァイオリン教本では初心者さん向けにボーイングもしっかりと記載されているので「右手は適当に動かしちゃえ~♩」ではなく、
ひとつずつ楽譜に書いてある情報を読み解いて音楽を作り上げていって下さいね。
それが上達への近道でもあります。
この記事がどなたかのお役に立てましたら幸いです。
「ヴァイオリンを始めてみたいな」という方はこちらの記事も合わせてご覧くださいね。
その他ヴァイオリンに関する別記事も参考になりましたら幸いです。
楽器が弾けることで人生の楽しみが増えるので、
ヴァイオリンに興味がある方はぜひ一歩踏み出されてください♩
ではまた~♡