・ヴァイオリンを始めてみたいけど何だか難しそう
・すぐに弾けるような楽器ではなさそう
こういったイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
確かにヴァイオリンはすぐに弾ける楽器ではありませんし、経験上からも簡単な楽器とは言えませんが、
学び方次第で上達スピードは大きく異なりますし、コツを掴みながら練習すれば、
誰でもヴァイオリンは弾けるようになります。
まずは、
ヴァイオリンという楽器は、
「どういった点が難しいのか」を理解すること
も上達を目指す上でとても大切ですね。
本記事ではヴァイオリン初心者さん向けにヴァイオリンが難しいと言われる5つの理由を講師目線で解説いたします♩
まりな
またヴァイオリン講師になり音楽教室やカルチャーセンターなどでの講師経験があります。
目次
ヴァイオリンは難しいと言われる5つの理由
音程を自分で作る楽器である
ヴァイオリンは自分で音程を作る楽器です。
ピアノのように、ここを押せば「ド」の音が鳴るというようなことが視覚的に分からないので、
耳で、そして左手の感覚で音程を作っていきます。
まりな
「音程が分からない~!」という方でも大丈夫ですよ♩
また、左手でポジション移動(左手の位置を移動させる技術)を行うことで、
様々な高さの音を出すことができるのですが、
正確な場所へ的確に、また自然な音楽の流れの中でそういったことを行うには鍛錬が必要であり、
初心者の方が「ヴァイオリンって難しい…」と感じる原因のひとつになることもあるでしょう。
音程はスケール練習などを取り入れることで、少しずつ身に付いていきます。
まりな
弓をコントロールする技術が必要
ヴァイオリンは「弓のコントロールが命!」と言える程、弓をもつ右手の技術が重要です。
正直、右手の技術がなくても、
・なんとなく弾ける
・とりあえず通して弾くことができる
といったレベル感で曲を演奏することもできますが、
右手の技術が加わると、いきいきとした音色で演奏ができるようになったり、より高度な曲を演奏することができるようになったりします。
右手の技術は、一朝一夕では身に付かないので、
日々の練習や曲の中で、少しずつ身につけていきたいですね。
セヴィシックの教本もそういった練習になるので、おすすめです。
音色と表現力で音が変わる
ヴァイオリンの音色は、独自の響きがあり、演奏者の技術や表現力によって左右されます。
音色をコントロールするためには、熟練した技術と表現力が必要です。
まりな
「こんな演奏がしたい!」という想いだけでは理想の演奏をすることはなかなかできませんが、
音を楽しむ心を忘れずに、自分の演奏を磨いていきたいですね。
継続的な練習が大切
ヴァイオリンは残念ながら、継続的な練習が何よりも大切です。
稀に、生まれもったセンスであまり練習しなくてもある程度弾けるというような方もいらっしゃいますが、
そういった方はごく少数でしょう。
まりな
ただ逆を言えば、少しずつでも練習を積み重ねることができる方は上達します。
ただ、あまりにも
・練習しなきゃ…
・弾かないとだめだ…
と意識しすぎると、ヴァイオリンが嫌になることもある(経験済み)ので、適度に楽しみながら必要な練習を取り入れていきたいですね。
個人差がある
ヴァイオリンは、
・手の大きさや形状
・運動神経
・音楽経験
・センス
・性格
など体質的・心理的な要因も影響します。
まりな
「ヴァイオリンを弾くにはちょっとかわいそうだね…」なんて言われたこともありました。
確かに人それぞれ、上達スピードが違ったり、向き不向きも多少あるのは否めませんが、
やり方次第・学び方次第で難しいと感じることも乗り越えることができます。
得意なことを見つけてそういった点をさらに伸ばしたり、
苦手なことはピップアップして部分練習を取り入れたりと工夫していきたいですね。
上達を目指すのであれば、独学よりも先生について教わることをおすすめします。
とはいえ、学び方や考え方は人それぞれなので、
ヴァイオリンの学び方を検討中の方はこれらの記事も参考にされてくださいね。
さいごに…
以上、【初心者向け】ヴァイオリンは難しいと言われる5つの理由を講師が解説!でした。
個人的な経験を踏まえて、解説いたしました。
ヴァイオリンの難しい点を並べられると、
「なんだかハードルが高く感じて、できる気がしないな~」
と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、
本日お伝えしたヴァイオリンの難しさは、
コツコツした練習を積み重ねることができれば、すべて解決します。
まりな
わたし自身も初心を忘れず、楽しみながら研鑽を積んでいきたいものです。
「ヴァイオリンを始めてみたい…!」
という方はこちらの記事をぜひ、参考にされてください。
その他ヴァイオリンに関する別記事も参考になりましたら幸いです。
楽器が弾けることで人生の楽しみが増えるので、
ヴァイオリンに興味がある方はぜひ一歩踏み出されてくださいね♩
この記事がどなたかのお役に立てましたら幸いです。
ではまた~♡