誰もが1度は耳にしたことがあるであろう楽曲、パッヘルベル作曲のカノン。
卒業式などの式典でもお馴染みの楽曲ですが、ドラマやアニメなどでもよく使用される有名なクラシック音楽です。
「ヴァイオリンでカノンを弾くのが憧れ…」
なんていう方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事ではヴァイオリンでカノンを弾いてみたい!という方に曲の難易度や演奏のポイントなどを詳しく解説いたします♩
まりな
またヴァイオリン講師になり音楽教室やカルチャーセンターなどでの講師経験があります。
目次
パッヘルベルのカノン:レベル感は?
パッヘルベル作曲のカノンを演奏するならヴァイオリン中級者程の能力が必要になります。
ハイポジション(左手の位置が移動するポジション移動という技術)がたくさん出てくる楽曲ではありませんが、
美しいメロディーを滑らかに歌うように演奏するには、
ある程度の能力が必要になってくるでしょう。
ただ、冒頭の印象的なメロディーはヴァイオリン初心者さんでも演奏することができるので、
「カノンを弾く」ということを目標に、教本などを通してご自身のヴァイオリン技術を高めながら、
少しずつ弾ける箇所を増やしていくといった学び方もおすすめです。
演奏のポイント
最初の譜読みをしっかりとしよう
なんとなく聞き覚えがある、知っている曲の場合は、とくに初めの譜読みが肝心です。
「こんな感じだよね♩」と雰囲気で演奏すると、案外リズムや音が違うなんていうこともあります。
初めに間違えた譜読みをすると、その部分の修正にも時間がかかるので、
雰囲気でざっくりとした譜読みをするのではなく、1つ1つ丁寧に音をひろっていきましょう。
ゆっくりと焦らず練習しよう
少し演奏に慣れてくると、「自分でも気付かないうちにテンポが速くなる…!」はあるあるかと思います。
冒頭の落ち着いたメロディーの部分は指がまわっても、
中間部分(細かい音符の連続)は物の見事に崩壊…!なんていうことも起こりえます。
基本、練習はゆっくりと焦らず丁寧にを心掛け、できない部分や苦手な箇所はピックアップして練習することで、効率の良い練習を積み重ねましょう。
アンサンブルにも挑戦しよう
カノンは輪唱形式の楽曲なので、カエルの歌のように複数で時間差で演奏しても、綺麗な音楽が成り立ちます。
もともとは3本のヴァイオリンと低音楽器で演奏されていたカノンですが、
現在では様々な編成のアレンジがあります。
ヴァイオリン1本でも美しい音楽を奏でることができますが、
複数の音が混ざり合うと、これまた格別の音楽の楽しさを味わうことができます。
音楽仲間がいらっしゃる場合は、ぜひともカノンでアンサンブルにも挑戦してみてくださいね♩
独学でカノンが弾きたいなら…
・ヴァイオリンを自分のペースで楽しみたい
・独学でカノンを弾いてみたい
という方には【初心者向けヴァイオリンレッスンDVD】もおすすめです。
自宅でDVDやオンラインでヴァイオリンを学ぶことができる講座で、
講座の第3弾にはパッヘルベル作曲のカノンも含まれています。
こちらの講座については別記事で詳しく解説しているので、興味のある方はぜひ参考にされてください。
解説しています!
また、レベルに応じたカノンの楽譜をお求めの場合はヤマハのぷりんと楽譜がおすすめです。
ヴァイオリンを始めたばかりの初心者さんが今すぐに挑戦できるレベル感のアレンジはあまりないかもしれませんが、
中級レベルはコツコツと練習すれば誰もがいずれ到達できるレベル感なので、
「これだ!」という楽譜をまず初めに見つけてみるのも、練習意欲の向上に繋がりそうですね♩
さいごに…
以上、【ヴァイオリンでカノンが弾きたい人必見!】難易度は?でした。
ヴァイオリンを始めたばかりの初心者さんが今すぐに挑戦できる楽曲ではありませんが、
前述した通り、コツコツとした練習をすればいずれ誰もが演奏できる楽曲です。
「ヴァイオリンを始めて1年以内に弾ける?」
と聞かれたら、
弾ける方もいるだろうし、もう少し時間がかかる方もいるだろうしという曖昧な解答にはなりますが、
手が届かないようなレベル感の楽曲ではないので、
ぜひとも、チャレンジしてみてくださいね♩
(どのような演奏ができたら「弾ける!」と言えるのか定義は人それぞれではありますが、ややこしくなるのでその話はまた後日…!)
「ヴァイオリンを始めてみたい…!」
という方はこちらの記事もぜひ、参考にされてください。
その他ヴァイオリンに関する別記事も参考になりましたら幸いです。
楽器が弾けることで人生の楽しみが増えるので、
ヴァイオリンに興味がある方はぜひ一歩踏み出されてくださいね♩
この記事がどなたかのお役に立てましたら幸いです。
ではまた~♡