ヴァイオリンには左手と右手、それぞれに多彩な役割があります。
左手と右手の使い方で上級者か初心者か、
ヴァイオリン経験者ならすぐに分かるのではないでしょうか。
ヴァイオリン演奏における、
左手の役目とは?
ものすごくマニアックなお話かもしれませんが、
本記事ではヴァイオリン演奏における左手の役目について解説します♩
まりな
またヴァイオリン講師になり音楽教室やカルチャーセンターなどでの講師経験があります。
・ヴァイオリン初心者さん
目次
音程を作る
ヴァイオリン演奏における左手の重要な役目…
それは、
音程を作ること
ヴァイオリンは左手で弦をおさえることで、自分で音程を作ります。
どういうこと?という方もいらっしゃるかもしれませんが、
ヴァイオリンには「ここを押さえるとドの音が出る!」というようなことが、視覚的に分かりません。
マークがないですからね。
まりな
練習を重ねると少しずつ左手が感覚を掴んでいきます。
「まず正しい音ドの音が分からない!」
と思われた方も大丈夫です。
ピアノをされている方は音感が身についているかもしれませんが、音感がない状態でヴァイオリンを始めることも多いでしょう。
耳(音感)だって経験を積むことで育ちます。
「ちょっとドの音が高めだな…」
「この曲は同じドでも少し高めに取るとハマるな…」
こう感じることが出来るようになるには鍛錬が必要かもしれませんが、
自分で音程を作っていくこと
で着実に音感が身についていきます。
練習の際にはピアノやチューナー(音の高さが確認できる道具)があると便利です。
音色を作る
まず、音色とは?
音色(おんしょく、ねいろ、英語: timbre)とは、音の質
参照: Wikipedia
ちょっと難しいですね。
具体的に左手でどのようなことを行うかと言えば、
・ビブラートをかけたり
・あえてビブラートをかけなかったり
・徐々にビブラートをかけたり
そうすることで音の質に変化をもたらします。
ヴァイオリンのビブラートはしっかりと弦をおさえながら、左右に指を震わせるのですが、
これはある程度上達して、音程がしっかり定まってきた段階で練習を始めるといいでしょう。
まりな
ヴァイオリンは「一気に飛び級するぞー!」と先を急ぐより、
少しずつ着実に階段をのぼり、土台を築いていく方が確実に上達します。
稀に小技を繰り出す
これは上級のテクニックになりますが、左手で弦を弾くピチカートという奏法を行うこともあります。
右手の弓をもった手で弦を弾くことは多いのですが、左手ピチカートは文字通り左手で弦を弾きます。
イメージしづらいかもしれませんが、有名な曲で言うとツィゴイネルワイゼンでもこの技法があります。
冒頭のメロディーは耳にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
CMやドラマなどでもよく使われてる有名な曲です♩
後半部分に左手ピチカートがみられます。
まりな
まとめ
以上、【ヴァイオリン演奏】左手の役目とは?でした。
「まだまだ繊細なことしてるよ!」というヴァイオリニストの方の意見もあることかと思いますが、
左手は本当にパッと見ただけでは分からない繊細な役割を担ってくれています。
細かいお仕事が必要になるので何年やっても練習や鍛錬が不可欠になるのですが、
それがヴァイオリンの面白いところでもあります。
ヴァイオリンを弾いてみたい!
という方はこちらもぜひ、参考にされてください。
その他ヴァイオリンに関する別記事も参考になりましたら幸いです。
楽器が弾けることで人生の楽しみが増えるので、
ヴァイオリンに興味がある方はぜひ、一歩踏み出されてくださいね♩
ではまた~♡
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