「子どもの習い事…どうしようかな~」
とお子さんがいらっしゃる方はおそらく悩まれたことがあるのではないでしょうか。
・水泳
・英語
・ピアノ
・プログラミング
・体操
・サッカー
・野球
など習い事と言えど、ジャンルは様々。
「子どもの好きを伸ばしてあげたいな~」という親御さんも多いことでしょう。
ヴァイオリン教室に通われている親御さんにヴァイオリンを選んだきっかけを聞くと、
・ヴァイオリンを弾くアニメキャラクターを見て、子どもがしたいと言ったから
・踊ったり、歌ったりということが好きだから
・音楽という趣味をもって欲しかったから
と理由も様々です。
わたし自身も幼少期にヴァイオリンを始めましたが、
きっかけは親のススメでした。
「なんでヴァイオリンを弾いてるんだろう?」と思った時もありましたが、
結果的にとても感謝していますし、子どもの習い事としても大変おすすめと心から言えます。
本記事では自身の経験や学びから【子どもの習い事にヴァイオリンを検討中の方へ】心がけてほしい4つのことについてお話させていただきます。
まりな
ヴァイオリン講師になり音楽教室やカルチャーセンターなどでの講師経験があります。また幼稚園教諭免許・保育士資格を所有しており、幼稚園の先生の経験もあります。
・子どもの習い事に悩んでいる
目次
【子どもの習い事にヴァイオリンを検討中の方へ】心がけてほしい4つのこと
親も実際に体験してみること
子どもがヴァイオリンを習い始めると、家庭でもヴァイオリンの練習をすることになるでしょう。
子どもが練習をしていると、つい…
「そこ、もうちょっとこんな風に弾いたらいいんじゃない?」
と言いたくなる時もあるかもしれません。
親御さんにとってはアドバイスで、確かに客観的に聞いた時にその方がいいということも多いです。
ですが、子どもにとってはその言葉が「イライラ」に繋がる場合も…。
幼い時期は素直にその言葉を受け止めることもできますが、小学生くらいになってくるとこう思うのです。
「お母さん(お父さん)ヴァイオリン弾けないよね?」
親御さんがヴァイオリンを弾ける場合は当てはまりませんが、
「こう弾いたらいいって簡単に言うけど難しいの!分からないのにそんなこと言わないで!」とわたし自身も実際に感じた経験があります。(母には感謝しておりますが…!)
ですのでわたしは自身の経験から、大人になりヴァイオリンの指導をする立場になった際にお子さんのレッスン時間内で親御さんへのヴァイオリンレッスンを取り入れました。
・弓の動かし方
・音の鳴らせ方
・左手の動き
などを親御さんにも体験してもらうことで、
・簡単に見えるけど難しいこと
・出来そうでなかなか出来ないこと
を実際に知ることが出来ます。
「あ~それ難しいよね!」という共感ができると子どもも分かってくれているという思いになります。
また、親御さんにヴァイオリンのレッスンをしているとある一定の段階で子どもの方が親御さんよりも上手になってくるケースが多いのですが、
・お母さん(お父さん)よりも得意なことがある
という事実は子どもの自信にも繋がるようで、
子どもが親御さんに「ここはこうやって弾いたらいいんだよ!」と得意げに教えてあげている光景もよく見られます。
実際に親御さんにもレッスンをしてくれる先生は多くないかもしれませんが、お子さんがヴァイオリンを始めた際にはお子さんのヴァイオリンでいいので、実際にぜひ弾いてみてくださいね。
まりな
幼いうちは家庭での練習時間を出来るだけ共有すること
子どもが自立し、自分で練習に取り組むことが出来るのはある程度大きくなってから…。
それまでは出来るだけ、親御さんがサポートをしてあげてください。
「仕事に家事に、子どもの習い事の面倒までは無理…!」という声もあるかとは思いますが、
ヴァイオリンは最初に身につける姿勢・フォームが肝心です。
右手の弓の持ち方にも決まりがあって、最初に自己流で持つクセがついてしまうとなかなか直りません。
子どもは客観的に物事を捉えることが難しく、
手の位置や角度などを難しい言葉で伝えてもなかなか分かりません。
家庭内で「親指さんはここだよ~!」など体の感覚を通して学び、体で覚えることが出来ると、もうしめたもんです。
レッスンの時間内で何でも出来るようになるのは難しく、家庭での練習では親御さんが先生です。
出来るだけお子さんのサポートをしてあげることで、お子さんの上達速度は確実に変わります。
子どもの意向を聞くこと
ヴァイオリンを始めるきっかけは幼いながらの本人の意思だったり、親の想いだったりと様々かと思いますが、成長につれ本人の意思も出てきます。
子どもの意見をすべて「うんうん」と聞き入れるのは本人のためにもならないこともあるので、状況によりけりではありますが、出来るだけ話を聞いてあげてください。
ヴァイオリンを辞めたいと言い出した場合はどうしてなのかを話し合ったり、親のヴァイオリンを習わせたいという想いだけが先行していないかを確認したりと親子でコミュニケーションを取ることで、親も子も穏やかな気持ちでいられることが増えるでしょう。
また、お子さんが「ヴァイオリニストになりたい!」と言い出した場合には、音大進学・専門的な音楽教育等がどうしても必要になってくるので、早めのうちに対応することでその夢に近づくことも出来るようになります。
音楽的な成長だけでなく心も育つ…その過程を適度な距離間で見守ること
これはヴァイオリン以外の習い事でも共通することかと思いますが、ひとつのことを頑張ることでその専門的な能力だけでなく、心も大きく成長していきます。
時には、子ども自身が上手くいかないことで悩んでいたり、「練習嫌だー!」と言い出した時には辞めさせたほうがいいのかな…と親御さんが悩まれることもあるでしょう。
実際に、
・親子でバトルした
・兄弟で習っていたがお兄ちゃんだけが辞めた
・一時辞めたのち、受験が終わってまた始めた
など様々なご家庭があり、親御さんが頭を悩ませているケースも時たま見かけます。
子どもの成長を見守りながら適度な距離間で、子どものことを思って達観する…
実際にそんなことが出来たらいいですが、なかなか難しいですよね。
ですが、頭の片隅で「入り込みすぎていないか、適度な距離間か」と客観的に意識することで子どもへの関わり方も多少変わってくることかと思います。
さいごに…
以上、【子どもの習い事にヴァイオリンを検討中の方へ】心がけてほしい4つのことでした。
僭越ながら…ではありますが、個人の経験から得た学びがどなたかのお役に立てましたら幸いです。
親子関係や子どもの性格、個性などにより状況は人それぞれと言ったらそうではありますが、家庭内に音楽が溢れている空間はやはりとても素敵なことです。
この記事が親子で心穏やかにヴァイオリンに関わることが出来る小さなきっかけになれたら嬉しく思います。
色々とお話してきましたが、ヴァイオリンの習い事…おすすめですよ♩
「ヴァイオリンを始めてみたいな」という方はこちらの記事も合わせてご覧くださいね。
子どもの場合は分数ヴァイオリンと呼ばれるサイズ感のヴァイオリンを使用しますが、
購入方法や必要な道具については通常のヴァイオリンと変わりません。
ヴァイオリン講師目線でのヴァイオリンが習える音楽教室・オンラインスクールや教材についても解説しているのでこちらもぜひ、参考にされてください。
その他ヴァイオリンに関する別記事も参考になりましたら幸いです。
楽器が弾けることで人生の楽しみが増えるので、
ヴァイオリンに興味がある方はぜひ一歩踏み出されてくださいね♩
ではまた~♡
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