楽譜をパッと見て、スラスラ~とすぐに演奏ができることを音楽の世界では初見がきくなんて言ったりしますが、そんなことが出来るととてもかっこいいですよね。
誰もがすぐ簡単にこの能力を身につけることが出来る!とは言いませんが、
訓練をすれば誰でも少しずつ初見が出来るようになっていきます。
本記事ではそんな初見力について詳しくお話していきますね♩
まりな
またヴァイオリン講師になり音楽教室やカルチャーセンターなどでの講師経験があります。
・初見力を鍛えたい
目次
初見のポイント!まずは楽譜のここを確認しよう!
音程(ドレミなど音の高さ)
まずはもちろん、音の高さ。
ドなのか、レなのか楽譜が示している音程を正確に読む必要があります。
楽譜を見慣れていないとまずはすぐに音程を読むことが難しいという状況だと思いますが、これは楽譜を読む経験を重ねていくことで確実に読めるようになりますし、読むスピードも徐々に早くなっていくものです。
拍子(リズム)
音楽を奏でる上でとても大切なリズムも最初に確認すべき点です。
・4拍子なのか
・3拍子なのか
・もっと複雑な拍子なのか
楽譜を見た瞬間に楽譜の初めに書いてあるリズム(例:3/4など)をまずは確認!
(曲の途中で拍子が変わる曲もあります。)
自分の中にリズムをもっておかないと、音は合っていてもなんだかおかしな演奏になってしまうので、必ず確認して演奏しましょう♩
調性(♯や♭など)
音程やリズムが合っていても、曲の調性がズレていたらこれまたなんだか不思議な曲が出来上がってしまいます。
楽譜の最初に書いてある拍子の左隣に、
・♯はいくつあるのか
・♭はいくつか
などもきちんと確認しましょう♩
調性が複雑なものはヴァイオリン初心者さんにはなかなかハードルが高いと思うので、
まずは♯や♭がついていない簡単な楽譜から、そして徐々に難しいものへと段階を踏んでステップアップしていきたいですね。
曲の途中にも臨時的な♯や♭がついたり、♮といった音楽記号が出てくることもあるので、そういった臨時記号にも注意が必要です。
様々な演奏記号(強弱や速度、奏法など)
音楽の骨格部分ではないかもしれませんが、曲を表現するために大切な様々な演奏記号も初めに目を通しておきたいですね。
・音程
・拍子
・調性
を掴めれば、ある程度の曲の形は見えてきますが、聴かせる演奏をするためには豊かな表現を楽譜から読み取る作業も必要です。
初見力を鍛えるためには?
初見の際に確認したいポイントについてお話してきましたが、これらの情報をすぐに読み取り、演奏するといった能力を短期間で身につけるのは簡単なことではありません。
まずは、楽譜に慣れること。
そして、経験を積むことで初見力は確実にレベルアップしていきます。
まずは読みやすい簡単な楽譜から、少しずつ難易度を上げて楽譜を読む練習を重ねていきましょう!
ヴァイオリン初心者さんにはホーマンという教本も初見力を磨くにはおすすめです。
千里の道も一歩から…の精神ではありますが、
自分で楽譜がスラスラと読めるようになると音楽の楽しみもより広がることでしょう♩
さいごに…
以上、【ヴァイオリン編】初見力を鍛えるには?まずは楽譜のここを確認しよう!でした。
初めのうちは楽譜を正確に読むことに時間がかかり、
「初見で弾くことが出来るようになるのはいつの話なんだ!」
という状況になるかもしれませんが、初めはみなさんそういうものです。
わたし自身も日々の鍛錬で少しずつ初見の能力を身につけていきましたが、
今でも複雑な重音や細かな連符が続く曲はこれは初見キツイよ~というようなこともあります。笑
初見がきくことは魅力的な能力のひとつですが「初めから完璧に!」と思うよりも、
1音1音にこだわりながら練習をすることも大切なので、いいバランス感をもって向き合っていきたいものです。
焦らなくても楽譜を読む力は経験を積むことで確実に身についていくので、ポイントを抑えながら少しずつレベルアップしていきましょうね。
この記事がどなたかのお役に立てましたら幸いです♩
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その他ヴァイオリンに関する別記事も参考になりましたら幸いです。
楽器が弾けることで人生の楽しみが増えるので、
ヴァイオリンに興味がある方はぜひ一歩踏み出されてください♩
ではまた~♡