子どもにヴァイオリンの習い事を考えているけど、
・子どものヴァイオリンってどう選ぶの?
・ヴァイオリンのサイズの替え時っていつ?
など子どものヴァイオリンについて疑問をもたれている方もいらっしゃることでしょう。
「ヴァイオリンは体の成長に合わせてサイズが大きくなる」ということはご存じでも、
馴染みのない方にとっては、詳しくはよく分からないですよね…。
本記事ではそんな悩ましい子どものヴァイオリンの選び方について詳しく解説いたします♩
まりな
目次
分数ヴァイオリンとは?
子どもが使うサイズのヴァイオリンを分数ヴァイオリンと呼びます。
「なぜ分数?」かというと、
これは大人のヴァイオリンサイズを、4/4サイズ(フルサイズ)と呼ぶので、
大人のサイズからみて、1/2サイズ、3/4サイズである…といった考え方をします。
ヴァイオリンは一般的に大体、3歳ごろから始めることができるのですが、
そのくらいの年齢のヴァイオリンのサイズは1/16サイズくらいが多いでしょうか。
年齢ではなく、身長や体格でサイズは変わるので一概には言えませんが、
小さな子どもが小さなヴァイオリンをもって演奏する姿は本当に可愛らしいです♩
子どものヴァイオリンの選び方
「何を買ったらいいのか分からない!!!」
初めてヴァイオリンを始める時はどこでどんなヴァイオリンを買ったらいいのか分からないですよね。
ヴァイオリンをどちらかのお教室で始める場合は、
まずは先生に相談するのが一番でしょう。
先生が手配して下さることもありますし、教室がおすすめしている楽器店を紹介してくださることもあります。
ただ…
・先生がおすすめしてくれたヴァイオリンが高額すぎて…
・本当にここのヴァイオリンでいいのかな…
・いったいいくらくらいの楽器がいいんだろう…
など不安に感じることもあるかと思います。
私自身が生徒さんにお伝えしていること、
また私自身も恩師の先生から言われてきたことは、
「とりあえず音がでて、弾けたらよしっ!」です。(笑)
要するに、初心者のうち、子どものうちは高価なヴァイオリンじゃなくてOK。
とは言っても、この高価…の感覚は人それぞれでしょう。
正直、「弓とヴァイオリンで1万円でした!音は出るのでいいですよね!」と言われたら、
「ちょっと楽器を見せてもらってもいいですか?」と言って状態を確認すると思います。
以前、格安ヴァイオリンを使っている生徒さんがいらっしゃるヴァイオリンの先生が、
「調弦(音を合わせること)をしても、すぐ音が狂うし、正直練習にならない…」などボソッと言われていました。
安いもの全てが悪いとは思いませんが、
それなりの理由があることも多いです。
安物買いの銭失いには注意しましょう。
結局…
子どものヴァイオリンの理想的なお値段は!?
という感じだと思いますが、
わたしはだいたい5万円程~の楽器をおすすめしています。
「高い!」と思われる方もいらっしゃると思いますが、
信頼できるメーカーでお手頃な価格という条件だとこれくらいの価格になってくるでしょう。
サイズが変わる頃に売って手放す(次のサイズの資金にする)のもひとつの手ですが、
兄弟や姉妹がいる場合は下の子に譲って兄弟でヴァイオリンを習うパターンもあります。
肝心の楽器ですが、
弦楽器専門店で取り扱っている海外のこども用ヴァイオリンに加え、日本のメーカーの鈴木ヴァイオリンなどもおすすめです。
わたしもかつて使っていました♩
もちろん、購入せず、楽器屋さんでレンタルすることもできますが、
・子どもはヴァイオリンを落とす、壊してしまう可能性がある。(修理代が発生)
・結局2年程のリリース代で楽器が買えたかも…。
ということもあるため、あまりおすすめはしません。
楽器の購入については下記の記事でも詳しく解説しています。
サイズの替え時は?
体の成長に応じてサイズは変わっていくので、何年おきに変わります!と断定することは難しいのですが、
経験上、約2年以内には替え時が来ることが多いです。(こちらも一概には言えませんが)
始める年齢により、サイズの変更の回数は変わりますが、だいたい大人の背丈になる頃(小学4、5年生くらい)にはフルサイズを使い出すお子さんもいます。
分数楽器にはこのような段階があります。
・1/16サイズ
・1/10サイズ
・1/8サイズ
・1/4サイズ
・1/2サイズ
・3/4サイズ
・4/4サイズ(フルサイズ)
そして、洋服のように、
「どうせすぐ大きくなるから、ちょっと大きいサイズを買っちゃえ!」
と思ってしまいますが、残念ながらこれはおすすめしません。
なぜなら、サイズが大きくなることにより、左手の指の感覚が大きく変わってしまうからです。
上達からは遠回りですね。
(楽器の替え時の体格の目安についてはヤマハのHPでも詳しくお話がありますのでぜひご覧下さい♩)
さいごに…
以上、【子どもの分数ヴァイオリンの選び方を徹底解説】サイズの替え時は?でした。
お子さんの習い事にヴァイオリンを検討されている方はこちらの記事も合わせてご覧くださいね。
また、
ヴァイオリンを弾いてみたい!
という方はこちらもぜひ、参考にされてください。
楽器が弾けることで人生の楽しみが増えるので、
ヴァイオリンに興味がある方はぜひ、一歩踏み出されてくださいね♩
ではまた~♡
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